とっても簡単！古い壁掛け時計のムーブメントを交換して修理しました

今回は動かなくなった壁掛け時計の修理を行います。

中の人形が動いたり、音楽が鳴ったりするからくり時計になっています。
20年以上前のものですね。

まずは裏ブタを外してムーブメントを確認します。

どうやらRHYTHM(リズム)のようです。

いろいろ調べてみると、掛け時計のムーブメントは、アナログの非電波タイプでは、セイコー系のSKPムーブメントとCITIZEN系のRHYTHM(リズム)があり、それぞれにステップ式とスイープ式があって大まかにはその4種類になっています。

今回ムーブメントを交換する掛け時計は元々スイープ式なんですが、交換を機にステップ式に変更することにしました。
完全に個人的な好みです。
ステップ式とスイープ式は動作が違うだけで物理的な寸法は全く同じです。

スイープ式
秒針が連続的に動くタイプ
ステップ式
秒針が1秒ずつ止まりながら動くタイプ

本当はこの掛け時計はからくり時計なのでアラーム用のムーブメントが必要なんですが、探してはみたものの、少なくともリズムに関しては個人向けの販売はしていないようで今回は諦めました。

まずはネジを外して時計を分解します。

針を抜いていきます。
差し込んでハマっているだけなので引っ張れば抜けます。
但し、針は思った以上に柔らかいので相当気を付けないと曲げてしまいます。
私はやらかしました。

ムーブメントを止めているナットはマイナスドライバーで溝を引っ掛けて回します。

ムーブメントが外れました。

ナットはなくさないように元の場所にハメておきます。

外したムーブメントの寸法と購入するムーブメントの寸法が合っていることを念の為確認して、ポチっとして届くのを待ちます。

楽天で購入

金具付きしか売っていなかったので金具付きを購入しましたが今回は使いません。
これはムーブメントを直接壁に掛けるような場合に使用するようです。

後日、交換用のムーブメントが届きました。

左が新品、右が壊れているムーブメントです。
見えている端子はアラーム用の端子ですね。

外した手順と逆にして取り付けます。

完成しました！

スイープ式からステップ式に変更しましたがなかなかいい感じです。