ピックアップの位相の本当の話とデジタルテスターによる位相確認(動画有)

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エレキギターのピックアップ交換をする時にいろいろ調べると位相の確認が必須ですみたいに書かれてないですか?
もちろん必要な時もありますがそうでない時もあります。

今回はピックアップの位相について他のページにはあまり書かれていないようなことを書いてみたいと思います。

また、どこを見てもアナログテスターでやりましょうって書かれてるのでデジタルテスターで位相チェックをやってみます。

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ピックアップの位相確認が不要な場合

①全部同じピックアップを付ける時
全部同じピックアップを付ける場合は色を揃えるなど全て同じに配線すればOKです。

②ピックアップが1つしかない時
どっちに繋いでも音は同じなのでOKです。

③ハーフトーンを使わない時
ピックアップが1つしかないのと結果的には同じなのでどう繋いでもOKです。

 

位相の原理的なお話

音を波形で表すと上の図のようになります。
位相が逆というのは専門的には180度ずれてる状態ですが、簡単に言うと出力の+と-が逆になってる状態です。

重ねるとこうなりますが、橙と青の和が出力になる為、この場合は理論的には出力が0になります。
仮に全く同じピックアップを位相を逆にして同じ位置に付けると音が出なくなります。
まあ現実的にはそんなことはあり得ないので差分が音として聞こえる訳ですが。

近年メジャーになったアクティブノイズキャンセラーもこの理論の応用です。
ノイズの位相を逆にして加えてあげればノイズ分が引かれて聞こえるのでノイズが除去されるという考え方ですね。

ちなみに俗に言うフェイズアウトサウンドというのは、例えば2つのピックアップの差分を出力していることになりますが、ノイズもある程度打ち消しあうのでノイズは減ると思います。
先日改造したストラトであえてセンターピックアップを逆位相にしたのはこれを狙ったからです。

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ピックアップの位相の確認方法

位相の確認方法は簡単なようで難しいと思います。
やることは簡単ですが判断が難しいのではないでしょうか。

私の場合は会社のオシロスコープで確認しましたが普通は家庭にはないでしょう。
また、アナログテスターで確認すべしと書いてあるページがほとんどだと思いますが、今時アナログテスターを使っている人ってそんなにいますかね?
普通に使うならデジタルテスターの方が絶対に使いやすいし精度も高いですから。
私は電気製品に開発部門に長年いますが、自分の職場でも他社でもほとんどデジタルですね。
全く見ない訳ではないですけどほとんど見ることはないです。
私も家にあるのも仕事で使うのもデジタルテスターです。

アナログテスターの方が変化が分かりやすいのでピックアップの位相確認には向いてるのは間違いないですけど。

ということでデジタルテスターでの位相確認にチャレンジしてみます。

位相確認時の接続方法

分かりにくいかもしれませんが、テスターのプラス側(赤)マイナス側(黒)でピックアップの両端を繋ぎ、ピックアップを金属で触れて、まず最初にプラス側に振れれば(数字が大きくなれば)テスターの赤で摘まんでいる方の線がホットです
金属をポールピースにくっつけた時にテスターの数字が一旦大きくなり、そして離した時に小さくなるというような動きになると思います。
ちなみに逆相の場合は反対の動きになりますね。



デジタルテスターによる位相確認の実演動画

 

ポールピースに金属を当てた時に数字が大きくなる
→テスター棒の赤い方がホット
正位相の時

 

ポールピースに金属を当てた時に数字が小さくなる
→テスター棒の黒い方がホット
逆位相の時

 

ちなみにワニ口クリップなどがなくて線がつかめないという場合はテスター棒に線を貼り付ければOKです。

今回測定に使用したテスターはCrenova デジタルマルチメーター ですが現在は在庫切れとなっているようです。

ただ、型番的にはこのSynktech MS8233Dと同じですね。

何社かから出ているようなのでOEMなんだろうと思います。
2,000円位の安いテスターですけど普通に使うにはこれで十分です。
ピックアップの位相確認だけに使うならアナログの方がいいでしょうけど(笑)

ざっと以上ですがいかがだったでしょうか?
ネットを漁ってると脅すように位相確認が重要なんて書いているページも多々ありますが、少なくとも趣味レベルでギターを弾いてる人間なら

ぶっちゃけ位相なんて間違ったとしても大したことありません(笑)

と私は思います。

冒頭でも書きましたが間違っててもハーフトーンを使わなければ特に問題ない訳ですし、私も含めて意図的に逆位相にする場合もありますし、そもそもどうしても直したければ直せばいいだけですから。
2本の線を入れ替えるだけですよ、簡単です(笑)

あまり深く考えずにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

これやってみたいです↓↓↓

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