少し前にセレナのブレーキランプ交換を記事にしましたが、今度はリモコンを修理しました。
我が家のセレナ(2011年式のC26型)には次の2つのリモコンがあります。
キーと一体になっているリモコンキーを妻が、キーと別々になっているリモコンを私が使用しています。
私が使っている方のリモコンが効かなくなっていつものように電池がなくなったかと思って電池交換をしたんですが効かないままで、これは壊れたかなと思い分解して中を確認してみることにしました。
リモコンの分解
はめ込みになっているので、まずは隙間にピンセットを入れてこじ開けます。
べつにこれはマイナスドライバーでもなんでも構いません。
基板の動作確認
家にはオシロスコープはないので出社した時に会社で行いました。
ばらばらにすると電池を接触させるのが面倒なので、線出しして安定化電源から3Vを入れてオシロスコープで動作を確認しました。
各部の波形を見ても特におかしなところはなかったのですが、スイッチをかなり押し込まないとスイッチがONにならないという感じでした。
本当はスイッチを交換したかったのですが、部品庫を明後日もピンコンパチのものはなかったので取りあえずスイッチを押し込みやすいように、スイッチの頭に接着剤を付けて盛り、ボタンとの間にも少しスペーサーを挟んでみました。
結果的にこれはあまりうまくいきませんでした。
もっと厚いものを挟めばもう少しマシになったとは思いますが、スイッチそのものの接点がダメみたいでONしたりしなかったり不安定でした。
ということで根本から直す必要があると思い、スイッチを無理矢理にでも交換することにしました。
スイッチの交換
横に置いてあるスイッチと交換します。
足がちょっと違いますがケースのサイズは同じなので何とかなるかなという感じです。
比較的ポピュラーなスイッチなので通販でも購入可能です。
まずは調子の悪いスイッチを取り外します。
スイッチの足とパッドが合っていないので少しレジストを削りました。
また、足が長くて他の部品やパターンと接触しそうな所は足(リード)を少しカットしました。
以下が交換が終わった状態です。
これを元のケースに戻して修理完了です。
スイッチを交換した結果
バッチリ直ってました。
ある程度の知識と部品さえあれば誰でも出来る簡単な交換修理だと思います。
だいぶ前からリモコンが効きにくい時があるなとは思っていましたが、これでストレスなく使えることと思います。